時期になると、小豆をスーパーでよく目にします。
よし!!美味しいあんこを作ってみよう。
だけど、いや?~ちょっと待てよ~
「あんこはどうやって作るの?」
「難しの?」
と難しく考えがちですが、全然そんな事はなく簡単です。
食材の分量とちょっとした事さえ知っていれば、誰でも美味しく作ることができます。
小豆100gを使って説明していきましょう。
準備するもの
一般家庭であんこを作るには、小豆と砂糖、塩があれば簡単に作れます。
製餡業者やあんこ、ぜんざいを専門に作っている会社は、その中に還元水飴やトレロハースというものを入れ、あんこを滑らかに仕上げています。
長期保存するならまだしも、あんこを作ってすぐ食べるなら、何にもそんな事はする必要はありません。
【製餡業者の食品表示の例】
トレハロースや還元水飴など、全然入れなくても一般家庭では問題なくあんこやぜんざいを作る事は出来ます。
あんこを作るのにどのくらい生小豆を使ったら良いのか迷うと思います。
慣れてない人なら小豆100gをオススメします。
作りすぎず、程よい量が出来ます。
一般的分量
- 小豆・・・100g
- 砂糖・・・100g
- 塩・・・・1g~1.5g(小さじ半分)
甘すぎないあんこができます。
1番おすすめの分量ですね。
甘さ控えめ分量
- 小豆・・・100g
- 砂糖・・・70g
- 塩・・・・1g以下(ほんの1つまみ)
自分で作れば小豆の甘さは調整し放題です。
甘いあんこはちょっとなと思う人におすすめ分量です。
大胆に砂糖なしで小豆を塩ゆでしても意外と美味しく食べられます。
いわゆる、サラダ豆という部類ですね。
甘党にオススメ分量
- 小豆・・・100g
- 砂糖・・・130g
- 塩・・・・2g~(小さじ 1杯)
超絶甘いあんが好きなひとは、砂糖多め、塩多めがオススメです。
キレッキレの甘いあんこができます。
砂糖よりも切れ味を重視し、塩を多めに入れる事で甘さを際立たせます。
あんこの甘さは塩で決まると言っても過言ではありません。
※何回かに分けて、塩を投入して下さい。
あずきの煮方
小豆は浸け置きをしなくてもよい豆ですが、浸け置きするとより煮易くなる豆です。
火加減は重要です。
長い時間、中火〜強火で鍋に火を入れると、皮切れや煮えムラが出来てしまい舌触りが悪いあんこが出来てしまいます。
浸け豆なしの煮方
浸け豆をしないやり方はゆでこぼしと言う作業をしなければなりません。
そのまま煮て、そのままあんこにすると灰汁(あく)が強すぎて、雑味が出てしまう不味いあんこが出来てしまいます。
1.100gの小豆を鍋に入れ900mlの水を鍋に入れる
強火で沸騰するまで火にかける。
沸騰したら弱火でコトコト10分〜15分豆に火が通るまで煮る。
少し豆に芯があってもOK。
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2.豆に火が通ったら10分後(ゆでこぼしをする)
※ゆでこぼしとは、沸騰した後、1度湯を全て捨てると言う作業
ゆでこぼし後、再度800mlの水を入れ強火で再沸騰させる。
3.鍋に800ml水を入れ、強火をかけてから20分後
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沸騰したら一気に弱火にしてコトコト煮る
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4.コトコト弱火30分後(灰汁を取る)
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5.コトコト弱火で40分後(砂糖入れ)
砂糖のみを入れる。
この時点で、味見しても全然甘くないですが心配しなくてもOK。
心配して砂糖を入れすぎるると、後で激甘になりすぎて失敗の原因になります。
味を染み込ませる(やらなくてもOK)
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6.コトコト弱火で50分後(塩入れ)
砂糖を入れた後、ある程度水分が蒸発したら甘さにキレ味を入れる為に塩振る。
ここで美味しさ決まると言っても過言ではありません。
優しく練りながら、塩を振ります。
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7.コトコト弱火で60分後(出来上がり)
コトコト煮続けて鍋の中の小豆がパチパチと音がしてきたら出来上がりです。
練って練って練りまくると、完成です。
おすすめは、30回くらい練る、目安は小豆粒が少し残る程度。
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すこ〜し焦がすと美味しさアップです。
浸け豆ありの煮方
浸け豆をすると煮えムラや皮切れを起こしにくくなり、すんなり煮る(炊く)事が出来ます。
時間と手間は掛かりますが、美味しく出来上がるので面倒でなければやってみて下さい。
1.浸け豆をする(18時~24時間)
5時間後
10時間後
15時間後
20時間後
2.浸けていた水を捨てる
3.鍋に浸け豆した豆と600mlの水を入れる
小豆100gのあんこの量
初めてあんこを作る時どれだけの小豆を使ったらどのくらいの量が出来るのだろうと思います。
そんな方に今回作ったあんこの量を比較した写真があるのでイメージし易くしておきました。
ご覧下さい。
1.茹でこぼしをする
2.小豆、水、砂糖、塩を適量いれるを入れる
3.沸騰した後、あくを取る
4.弱火でコトコト、煮え上がるまで放置
5.煮え上がったら練りまくる
6.お好みの柔らかさで完成
分量さえ間違いなければ、大体でOKです。
メリット:早く簡単
デメリット:冷めるとエグみが出やすい
まとめ
いかがでしたか?
小豆の煮方は簡単です。
各家庭で黄金比を見つけ出せば、とんでもなく美味しいあんこになるのは間違いありません。
砂糖と塩の分量を調整して、茹でこぼし、あくとり、練りまくり、3行程をやれば簡単に美味しいあんこができます。